米川温美は、90年代前半からいくつかの表現媒体(写真、彫刻、レディメイドの日用品など)を 用いてインスターレーションを発表し、「肉体の存在」と「リアリティの可能性」の関係を深く追 い求めている。
90年代はじめから、「共存の内側」と題したインスタレーションのシリーズを展開し、彼女の作品は、ヴィジュアルイメージ(大型コピープリントを駆使し、セルフヌードが巨大なサイズに展示されたり、 小さなポラロイド写真の断片だったりする)と彫刻(象徴的な小形の立体の場合が多い)、そして特徴的なバスタブが使われる。そのバスタブが土で埋まっていたり、そこに天使の羽のような大理石彫刻が置かれていたり、なにか意味ありげな組み合わせをみせる。素材自体それぞれは、身近なものであっても、その非日常的な組み合わせから生み出される強烈なインパクトで見るものを刺激する。
Tokyo Art Beat を覗いたら学生時代の知人がトップで紹介されててアラびっくり。
自分も
最初の2回の個展はいったんだけど、3回目4回目はDMは貰ったけれど仕事が忙しくていけずじまい、それ以降は(自分が引っ越した事もあって)音信が途絶えてしまっていたのだけれどこんなタイミングで再会する事になるとは。
何より、彼女の「作家としての表現の軸」が、初期の頃から全くぶれずに深化している点が嬉しいやら頼もしいやら。
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