モバイルでは、数量が前年同期比117%の9,035万2,000回、売上実績が前年同期比143%の136億4,000万円。売上の内訳は、着うたを示す「Ringtunes」が前年同期比106%の61億8,900万円、「メロディコール」や「EZ待ちうた」などで利用される「Ringback tunes」が前年同期比176%の7億7,800万円、シングルトラックが前年同期比237%の59億4,600万円、その他コンテンツが前年同期比 91%の7億2,700万円となった。
また、インターネット・ダウンロードでは、数量が前年同期比127%の631万4,000回、売上実績が前年同期比155%の13億4,800 万円となり、売上実績ではモバイルに及ばないものの、伸び率では上回った。売上の内訳は、シングルトラックが前年同期比161%の9億1,900万円、アルバムが前年同期比137%の4億円、その他音楽ビデオなどが前年同期比386%の2,900万円となり、シングルトラックの需要が最も多い結果となった。
2006年第4四半期の有料音楽配信の売上が150億7,600万円なので、そのうち「モバイル・コンテンツ」が9割以上を占めていることになる。(逆に「インターネット・ダウンロード」の売り上げは”ミリオンヒットのアルバム1枚”にも数字上では達していない。ノンパッケージなので当然利益率は異なるが・・)
今日の発表がある以前から
丸山茂雄氏は「着うたはCDシングルの後継」としきりに書いていたけれど、この一連のエントリーの中で一つ反論する点があるとすれば
ですから「47秒という着うた」の「尺」のなかで、どれだけ「自分の音楽」を表現できるかをトライしてみて欲しいのです。
曲を作る時、ロック・シンガーロングライター系のアーティストは普通は長さの制約がありませんから、色々考えて比較的長い曲が出来上がります。
しかし、「着うた」という「尺」を使うということを前提とすると制作の自由は大きく損なわれます。
まあ普通は「そんなのイヤだよ!僕は自由に作りたいんだ!」といいますよね。
でもね、考え直してください!「47秒の完成された曲」を食べたくて、池の中で待っている魚が沢山いるんです。(笑)
の箇所かな。・・・こういう作業は「30秒CF」のなかに曲のオイシイ所を詰め込む為に今までも”曲を使う側”で努力をしてきたことだし、その努力をあえて”音楽を作る立場”からしなくたっていい。”どこを聴いたって俺の曲の良さは伝わるさ”とばかりに無造作に切り出したって構わないんだし・・・
ただ、”マルさん”も「ポップミュージックはその時々のテクノロジーやメディアの制約を受けながらも売れていくものなんだよ」ということが言いたかっただけで、別に「47秒縛り」を肯定した訳でもなんでもないと思うな。・・・こういう「ツッコミ所満載なユルさ」をさらけ出せる素直さやむ頓着さがこの人の魅力なのだと思う。
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