7/25 - 8/4 .2006 11:00 - 19:00 *最終日のみ17:00まで
* Opening party: 7/25 18:00 - 21:00
GALLERY le bain 住所 :: 東京都港区西麻布3-16-28 : 03-3479-3843
”工業製品としての曲木椅子”を国内ではいち早く事業化した
マルニ木工が、昨年よりスタートさせたプロジェクトの、第2回目のコレクションの展覧会が7/25より開催されます。
"nextmaruni"サイトの
「コンセプト」ページの 説明によると「日本の思想から生まれた世界の椅子」「日本的ではない世界に通用する日本発の椅子」をつくりだしてゆきたい、というのがその主旨ですが、とは言え19世紀末から20世紀中盤位まで日本の住環境や木工技術が世界の家具デザインに与えた影響は少なからずあったわけで、
今回のコレクション(まだ公表されていないものもあるが)はシェーカー家具ー北欧モダンデザインーミッドセンチュリーデザインから90年代のイギリスのミニマム・デザイン・・・との関係性を十分意識した上で、更に12人の作家達が「個」のスタンスにいちど立ち戻って制作された椅子達が、これからリリースされていきます。
家具/インテリアデザイナーにとっての「椅子」というモチーフは、画家にとっての「自画像」に相当するものだが(すごく分かり易い例を挙げると
倉俣史朗の「ミス・ブランチ」)、”日常で使われる椅子、誰かにどんどん座られる事によって機能していく道具としての椅子”というテーマ付けがある為その辺りでテーマが重々しくなる事を回避出来ている。何気にとったセルフポートレイトを公表してしまえる場のような。
スタッキング基本のものも多かったせいか去年の展覧会は
椅子を天井から吊るす、といった大胆な展示が成されたわけだが(もっともシェーカー家具って掃除の時に壁にかけたりするような使い方を前提にしてるんだけど。あと”セルフポートレート”的な重力からの浮遊、という効果もあったように思う)、さて今回はどんなんだろう?
個人的には
深澤氏と
安積さんとタイの新鋭デザインユニット
ジュタマット・ブラナラックサム+ピティ・アムラロングに好感触です。
参考リンク:
**t.n.a. design studio - Tomoko Azumi**
7/26追加リンク:
夏の宵に【nextmaruni@MUSEUM】オープニング(designtope.net) ←オープニングパーティのレポート
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