blogや「新しいインターネット技術」を追ってきた人にとってはここ1-2年で体感してきた世界の総まとめプラスアルファといった内容ですが、書籍ならではの刺激的な記述も多数。自分もまだパラパラ目を通し始めた程度なんですが、幾つかそうした記述を拾ってみます。
「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられているミッションなんだよね」
組織が数十人規模ならば、組織の全員がありとあらゆる情報を共有するイメージも湧くというものだが、それが5000人になったらどうなるのか、なかなか想像がつかない。ある時私は、グーグルに勤める友人にそんな疑問をぶつけた。彼は即座に言った。 「情報自身が淘汰を起こすんだよ」
(mf247についての文章:)つまり丸山氏は、ロングテール部分に新規参入する楽曲を「情報」として無料化し、リスナーへの認知を最優先する新しい音楽ビジネスを構想しているのである。
(eベイの創始者ピエール・オミディヤーの言葉の紹介:)「道具を人々の手に行き渡らせるんだ。皆が一緒に働いたり。共有したり、恊働したりできる道具を。「人々は善だ」という信念から始めるんだ。そしてそれらが結びついたものも必然的に善に違いない。そう、それで世界が変わるはずだ。Web2.0とはそういうことなんだ。」
総表現社会=チープ革命×検索エンジン×自動秩序形成システム上記は”前半部分”のみから幾つか目に止まったものの抜粋、引用。まだまだ紹介したくなるような部分は沢山ありますがここら辺で。必読度かなり高い本だと思います。 関連: ネット企業は技術志向の経営を--梅田望夫氏が語るウェブの進化 - CNET Japan
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