webに於いての「縦書き」は今までも様々な形で実験が繰り返されてきたと思うが、今回はMTのようなポピュラーなCMSを利用した形でのチャレンジ。
”日本語は縦組みが最も読み易い”のは間違いがない。それを「横組み文化」であるPC/web文化にどう組み込んでいくか、といった課題は常にあるのだが(かっては「縦組み入力用回転式モニター」なんてものもあった)、手帖なり携帯なりPCなりの”普段我々が文字を記録するデバイス”が全て横表記である事からのフィードバックの方がずっと大きい事のように思う。
殊にギャル文字やAAのような「横組みだからこそなし得た新しい文字表現」にはそれを強く感じる。・・・特に「ギャル文字」に関しては、縦組み文字の「脱・構築」と言ってもいいような作業が成されているのじゃないか?とも考えてみたりもします。
で、肝心の”縦書きblog”は↓
縦書きブログ「八軒屋南斎」
コンテンツ・ファームというプランニング/編集プロダクションさんが中心となって開発したようで。「八軒屋〜」はそこの会長さんのblogのようです。
実際見てみてちょっと思ったのは「Flash動作、横スクロール」ってスタイルじゃなく「ページをめくる」アクションのほうがいいかな?と。別に”ページをめくるアニメーション”とかは要らないんだけど。1ページの情報量を規定してしまう方がいいような気がします。「ページのめくり方」もpdfとかQuark Xpressのような「次ページ→下スクロール」方式もあるんじゃないかな、とか。
ただこの辺りも考えようであって、「個人が継続的に更新していくblogシステム」としてではなく「”縦書きのwebサイト/コンテンツ”を作成する為のCMS」として捉えるべき性格のものであると思います。
将来的にはCSSの切替えとかで縦/横のスイッチって出来るようになってくれないかなとか思います。「印刷用ページ」を用意する感覚で”縦書きページ”が用意されてるサイトとかこれからはあってもいいんじゃないでしょうか?。
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