水資源は,私たちの生活に関わる様々なものを生産する過程においても利用されています. したがって,そのような生産物を使うということによって,私たちは間接的にも水を消費しているのです. このように間接的に消費される水のことをVirtual Water(仮想水)と呼びます. 近年,社会的にも急速に関心が高まっている概念です.最近はCO2削減関連のニュースは(特に日経新聞等読んでいると)聞かない日はない位になってきていますが、CO2の次に(温暖化によって減少していく)「水問題」にも注目してみましょう。
The Virtual Water Projectは、waterfootprint.orgに賛同したtraumkrieger GmbHによるポスタープロジェクトのようです。食料品生産にかかる水消費量や国ごとの水消費量を視覚化したもののようです。
ここで言う"footprints"とは「エコロジカルフットプリント」のこと。Water footprintsはその水版。更にVirtual Waterは、直接的に消費する水以外の間接的な使用量のこと。
水問題というのは実はその国毎、地域毎だけの問題ではなく、例えば日本が海外のある国から食料品を輸入した場合、その食料品生産に必要な水を「日本が間接的に使用している」という視点とその使用量を算出する目安をWater footprintsは示してくれます。
ある国で深刻な水資源問題が起きていてその国から食料品を大量に輸入している場合、決して他人事ではない、その事をクールで力強いgraphicで訴求してくれる作品&プロジェクトです。
via:typecode blog (thanks!)
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