半年ほど前からこのドイツW杯を最後に約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていた。最後のゲームになったブラジル戦の後、サッカーを愛してやまない自分がいることが分かった。最後の芝生の感触を心に刻みつつ、込み上げてきた気持ちを落ち着かせたのだが、最後にスタンドのサポーターへあいさつをした時もう一度、その感情が噴き上がってきた。http://nakata.net/ Yahoo!スポーツ - Hide's Mail 2006.07.03 人生とは旅であり、旅とは人生である
代表は引退するのだろうと思っていたけれど、まさかカズやジダンより先に現役引退するとは予想だにせず。
”何故今のタイミングで?!”という声も多いようだけれど、折しもボルトンでのレンタル移籍期間が終わって”所属先”がセリエAの「黒い疑惑」で揺れるフィオレンティーナに戻ったばかり。新たな契約や移籍交渉が始まる前に発表しなければ、という事情も勿論あっただろうし、またフィオがB降格になればボルトンではないどこかのチーム、例えば高額の移籍金を払える中東のチーム等に放出される可能性もあったかも知れない。・・・・『プロ選手としてのキャリア』を自分でコントロール困難な状況に陥ってしまった事も引退を決意する理由のひとつとしてあったのかも知れない。(そういう意味では彼もまた「欧州サッカーバブルとその崩壊」の状況の犠牲者であるとも言えるし、またそうした”自己を取り巻く経済的な要請”から逃走する手段としての選択肢が『引退』であったと考えると、それはとても哀しいことだ)また、クラブと代表との掛け持ちによるオーバーワークから来たであろうケガがなければもっと輝きを魅せる事が出来たであろう事を思うと、残念でならない。
「ここ10年」どころか、”ドーハの悲劇”の頃から既に日の丸を背負い続けてきた『ヒデ』が、これもまた「自分自身の強い意志」によりプロサッカー界からの引退を自らのメディアによって表明した。
考えてみれば、ボルトンでのこの1年は全く”らしくなかった”事から、現実に心身ともに既にボロボロになるまで燃焼し尽くしていたのかも知れない。また、「ブラジル戦終了後の10分間」で、選手の中で声をかけたのは(これから海外に挑もうという)宮本(14歳の時からの付き合い)と、ファベイラ(ブラジルで最も劣悪なスラム地域の別称)から生まれ出た(かっての同僚である)アドリアーノのみだった事が、とても象徴的だ。
ともあれ、中田の引退とオシムの就任により日本代表の世代交代は加速的に進行していくだろうな、きっと。
日本のサッカーにこれだけ貢献した人はいない。彼がこれから何をするかは彼自身が決めることだが、サッカー界で何らかの仕事をすることを願っている。彼のような選手を自分が手にするには、長い時間がかかるだろう(オシム次期代表監督のコミットより)
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