果たして、これらの法律が求める「安全性」とは、多くのリサイクル業者を廃業に追い込み、また多くの消費者の選択肢を減らすことに優るだけの価値を持っているのだろうか。(中略)急遽準備された今回の展示は、そうした我々一般消費者の素朴な疑問を形にし、社会に問うための企画である。我々は、その一つの手法として、高円寺にあるヴィンテージ・ラジカセ専門店TURBOSONICにスポットを当て、そこに在庫されている無数のラジカセを展示し、また同じく在庫されている無数の部品などによって製作されたアート作品の展示を行う(参加アーティスト:宇川直宏、iseneehihinee、佃弘樹etc)。なぜなら、ナムジュンパイク、宮島達男、ヤノベケンジ、あるいは明和電機など、ファイン・アートの分野も、時に電気とは密接な関係にあり、あるいは広義のアーティストに含まれるであろうミュージシャンは、より多くの現実問題に直面するであろうからである。古きよきものを尊むセンスを持たない市場経済先導型資本主義の一側面について、我々はもっと冷静に目を向ける必要があるであろう。
追記:trackback戴いた
taste top***さんから教えて戴きました。どうやら↑は↓の流れから派生したエキジビジョンのようです。
FINAL HOME SURVIVAL-ADDICT EXHIBITION
2006.2.19?3.19@NANZUKA UNDERGROUND
入場料:無料 (募金制)
開館時間:13:00?20:00
休館日:月・火曜
FINAL HOMEのモノ作りは、ときに身体を洗うための“アカスリ”やエアコンのフィルターなどの工業資材を使用したり、狩猟用古着やアーミーコートなどをモチーフにするというように非常にプロダクト的で、都市生活における様々なシーンでサバイブすることを想定した素材や機能性が特徴です。またそれと同時にブランドコンセプトに基づき、ダンボール製ソファー&ポケットソファーカバーやチョコレートキャンドルなど洋服にとどまらないライフスタイルアイテムにまでクリエーションの幅を広げています。(中略)この企画は、安住の地に生活する我々が非常時に失うであろう“日常”について改めて考える良い機会となるだけでなく、ファッション∞デザイン∞ファインアートの見えないボーダーを、我々の「生活=LIFE」に置き換えながら再検討する絶好のラボラトリーとなることでしょう。
まず「消え逝く危険性〜」展の”居並ぶTVラジカセ”のビジュアルに圧倒される。ゲーム機は勿論、電気/電子楽器よりも遥かに愛好者は少ないだろうこの70年代後半のガジェットに人生を懸けた人(TURBOSONIC)の”リアル”がこの1枚の画像からもひしひしと伝わる。
(きっと宇川直宏も佃弘樹もTVラジカセというガジェットを愛して止まない人達なのだろう)
FINAL HOMEのエキジビジョンや作品のイメージと全くシンクロしてしまうような事態が今起こっている(かも知れない?)訳で、彼らとしてもアクションを”起こさざるを得なかった”のだと思う。
「非常時に失うであろう“日常”」の中で、それでも真っ先に守らなければいけないモノやコトは何なのか・・・・どんな複雑な問題であれその事を強く意識する事さえ出来れば、「最良の答」に辿り付く事は出来る、そう信じたい。
コメント