今まで散々出版されているiTMS/iPod本ですが、「オシャレガジェット系」(お洒落なiPodとアクセサリーを揃えよう!みたいな本)か音楽配信とかネット絡みの情報に寄った本そのどちらかで、ここまで「音楽を楽しむ事」に焦点を当てた本は無かったんじゃないかと思います。
iTMS/iPod本としてはかなり後発である事も思いきった編集方針が取れた理由の1つだと思いますが(or これだけ取材したから出版までに時間がかかった?)、「サブカル本」としても立派に成立しちゃってます。
Amazonの解説ページとか公式サイトで執筆陣の濃い面々(笑)を見ただけでも想像出来るとは思います。ちなみに装丁:常盤響/監修:ばるぼら のお二方。
先の公式サイトでは一部ページの”立ち読み”と共に、紹介されているアルバムのiTMSへのリンク集もありますが、出来ればここは「各々のiMix」というカタチでやって欲しかったなあ。「単曲買いならではの楽しみ」を提案している人も多かっただけに。
表紙から続く巻頭フォトセッションの最初のページで香椎由宇がVAIO持たされてたりその直後の細野御大が「国毎でリージョンで分ける様な発想なんかもう駄目だよ音楽は勝手に流通してくんだから」と思いきりぶっちゃけてたりとか「iTMSならでは」って題で津田大介氏がしっかり「愛のメモリー」をリストしてたり....細かいところで見どころ満載なので是非立ち読み位はしてみてください。
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