神奈川大(横浜市神奈川区)で、18日から江戸時代の浮世絵師歌川(安藤)広重の「名所江戸百景」を、斬新な手法で展示している。春夏秋冬の順に並べるのが一般的だが、今回は制作順に並べた。すると、単に名所を描いただけではなく、制作直前に江戸を襲った大地震との関連性が見えてきた。 (中略)たとえば、浅草の浅草寺を描いた「浅草金龍山」。幕府の出版許可印から、浅草寺の五重塔が復興して2カ月後の56年7月ごろに描かれたと推定されるという。ほかにも現在の上野広小路付近を描いた「下谷広小路」には、復興してまもない上野松坂屋の前身の呉服店「伊藤松坂屋」が描かれている
こうした点から、原信田さんは「江戸の復興ぶりを伝えるメディアの一つだった可能性がある。一部では、復興した店の広告の意味も込めたようだ」と推測。
こうした話は自分も以前に少しだけ読んだ事があったのですが、キュレーターの方の着眼点が良いですよね。・・・特にこの1年間位国際的にも大災害が多く発生していたから尚更。
浮世絵が「広告メディア」としての役割を果していた事はよく知られていますが、「名所江戸百景」は当時の広告メディアを通じて行なわれた「災害復興”media-art”」と捉えて再解釈してみるのも面白いかもしれません。
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