まずは著作権絡みのニュースから
●「フィッシング」で初摘発、大阪の会社員を逮捕・警視庁 (NIKKEI NET)
ヤフー・ジャパン(東京・港)のホームページ(HP)と酷似した偽のHPを開設、個人情報を盗み取る「フィッシング」をしたとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは13日、大阪市平野区の会社員、薮野一真容疑者(42)を著作権法違反と不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕した。同庁によると、フィッシング事件の摘発は国内で初「フィッシング」では初の摘発なので各所で報じられたニュースですが、主な罪状が『HPを無断複製した事による著作権侵害』である事に違和感をかなり覚えてしまうのですが。 不正アクセス禁止法についても「違反の疑い」ですから。(不正アクセス禁止法自体は『ハッキング』に関する法律ですから、適用するには法の拡大解釈が必要だと思うのですが。関連リンク1 関連リンク2) むしろ個人情報保護法やプライバシー保護法で規制していく方が良いのでは?と思うのですが。 (あと、Yahooなどのポータルのソースをパクってきて、一部だけちょこっと変えてパロディーページを作るような「遊び」はwebの”定番”なので、こうした事件で規制が厳しくなるような状況になっていくとしたらそれは結構寂しい事だなぁと。) 追加リンク:この件に関してのbenli: 小川氏の見解 「詐欺罪等の保護法益」「不正アクセス行為の予備的行為として規定」もしくは「不正競争防止法」の枠組で規制するのが良いのではないか、という見解を提示されています。 ●BBC ベートーベンの交響曲をMP3で無料提供(いぎりすせいかつサン) ”演奏家権”によって受ける利益を放棄して「公共の福祉」を追求する姿勢に拍手。なにより
オンラインでBBCの放送を楽しんでいる皆さんも多いので、世界中のクラシックファンから喜びのメールが届いているそうです。こうした声がBBCの今回の施策が評価されている事の顕われ。”期間限定”のサービスなんだろうとは思いますが、しかし6時間分のMP3ファイルって凄いな・・・・
次に、結構違和感を覚えた記事。
●ITmedia ライスタイル:ブログに問われる書く技術、話す技術 (1/3)
小寺信良のテキスト。
リンク張りのブログでは、リンクと共にその内容の一部を引用するというスタイルが定着しつつある。何の拍子にそういうブログにたどり着くと、この人は一体何がしたいのだろうかと思う。(中略)細かい話をすれば、これらの引用は「引用」になっていない。著作権法で認められるところの引用とは、何か本人が主張する主体部分の文章があって、それを補足するための「従」であることが前提となっている。主体がなく、ただ抜き出しただけでは、引用とは認められないのである。「For Your Info」というスタイルを否定するような言説にはひどく違和感を覚えるし、また”どの情報をチョイスするか?”によってアイディンテファイをしていく「編集者としての視点」が全くもって欠如している点に「ライターを生業としている人がBlogに言及する事」の限界が見えてしまっている気がする。・・・・Blogをやる人は「コトバでメシを食ったり、コトバで自己表現したい」人間ばかりだとは限らない。ただただ「自分の生きている世界」を外部化して、その上でlife redesigningしたい欲求がまずあるのだと思うのだけれど。(全3ページのテキストで、2ページ目以降は筆記/口述の技術論になるが、口述をうまく文体化しているBlogもあるのだけれどね。また、数百万人がBlogを利用しているといわれる現状において、「公開している=パブリックなものである」から云々、というのもなにか・・・・と思う。全てのブロガーがパブリックジャーナリストを目指している訳でも無いのに) ● - Sony BMGが新しいコピー防止技術を密かに市場テスト中(wms: musicbiz edition) 一週間以上前から気になっていたエントリーだったけれど、情報もwmsさん以外ではほとんど出てこない状況なので遅ればせながら書きます・・・ 『CDプレイヤーを壊さない、また音質的にもCD-DAと遜色無い(このXCP というフォーマットがそうであるかどうかは全く分からないけれど) 』コピープロテクションが登場した時点で、「DRMの本質的問題」が音楽の世界でも突き付けられる事になるのだと。すなわち「パッケージメディアを購入した時点で、私達はどこまでの権利を『買っている』のか、どこまで『私的複製』の範囲なのか、そしてそもそも『複製』の概念からして刷新されるべきではないのか?」といった問題。 ●ITmedia オルタナティブ・ブログ かなり地味な顔ぶれな感じがしますが大丈夫なんでしょうか? ・・・・まあ、ITmediaの記事自体”ちょっとおふざけノリな記事”も結構あるので、その方向でどんどん暴走していって面白くなってくれれば良いかと。 ・・・・なんか著作権とか所謂「ネット・ジャーナリズム」的な話題に終始してしまった今回のFYIですが、最後に数日前の毎日の記事をclipしておきま。 ●ネット時代のジャーナリズム:国際シンポの詳報第1回(MSN-Mainichi) 記事後半の、新聞業界のビジネスモデルの問題点の指摘をしている部分が示唆的。
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