決壊を防ぐため、国交省は水抜きの「仮排水路」を直轄工事で急造する方針だが、来春の雪解けに対処できるかどうかなどは不透明だ。下流域に土砂を受け止める堰堤(えんてい)を建設するなど、決壊を想定した検討も始まった。 (中略)それによると、水と土砂は芋川を流れ下って約6キロ下流の竜光地区を直撃。いずれの場合もほぼ半数の住宅が浸水もしくは水没する。地区の幹線の県道も数カ所で冠水し、浸水を免れた高台でも孤立する住宅が多い。被災地では「冬越え」の問題も大きい上に、更に春を迎える時期にこのような「数カ月の時間差を置いてやってくる二次災害」の問題も大きくのしかかっています。
”災害からの復旧”には長期的視野とサイクルでの支援態勢が欠かせない訳ですが、個人的な(支援支援物資送付や募金やボランティア等)のレベルでも『遅延支援』・・・・・・災害初期の、報道量も多い時期にどうしても集中してしまう支援を”遅延”ー時期をずらして行おう、という考え方が広まってきています。
新宿で踊る社長のblogさんの”遅延支援とは”というテキストに分かり易くまとめられているので引用させていただきます。
これは、報道されている間、集中して支援物資送付や寄付が行われてしまうからという理由のようです。 そんな問題をクリアする支援活動が遅延支援です。 今、集中させず、数ヶ月あとにそのときの需要のある支援物資を送ったり、寄付、ボランティアを行ったりする活動。新潟を例に取れば、4〜5ヵ月後の一番寒い時に、もう一度危機的な状況もあるのではないでしょうか。(中略)来年の冬の一番寒い時期に向けて、復興支援の芽を残しておくのもいいアイディアかもしれません。なにも支援できなかったなぁと感じる人がいれば来年もまだ需要はあるでしょう。いつでも遅くはないですよね。また、こうした「遅延支援」が有効に機能する為には(マスコミの報道量が減った後にも)現地の状況や情報を伝える草の根的な情報ネットワークや支援受付先が必要不可欠ですが、そうしたネットワークも少しずつ形成され始めてきています。 ※”支援ネットワーク”等の情報は今後もこのblogで少しずつ記録していこうと思います。
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