肖像・ファッションの撮影で名高い写真家リチャード・アベドンさんが1日、脳内出血にともなう合併症のためテキサス州サンアントニオの病院で死去した。81歳だった。
ニューヨーク出身。少年時代からカメラに熱中し、45年から米ファッション誌「ハーパーズ・バザー」や「ヴォーグ」などの契約写真家として活躍した。純白を背景に人物を浮き立たせる独特な手法で、マリリン・モンローら多くの著名人の肖像写真を撮影した。多くの作品が、メトロポリタン美術館などで展示された。
外電のニュースでは数日前から危篤状態である事が伝えられていたのを今初めて知る。硬質なポートレイト群は自分もずっと好きだった。ご冥福をお祈りします。
※上の画像はアベドンのオフィシャルサイト掲載の
2004年Diorの作品。 サイトには他に作品が掲載されているのでぜひとも見て欲しい。”どこかで目にした事のある”作風である事に気付く筈なので。
Rechard Avedon Official WEB
Evidence: 1944-1994
付記:アベドンについて少し調べものをしている間に
こんなサイトを見つける。海外著名フォトグラファーの履歴・作品集一覧が要約されたページ。
都写真美術館にでも久し振りにいってみようか。そんな意欲を掻立てられる良質なアーカイブ。
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