仕事関連・周辺領域のニュースピックアップを少し。
●アドビ、第4四半期は「Adobe LiveCycle」を推進(CNET)
日本国内でも、民間企業だけではなく、官公庁における省内電子化や情報公開用ドキュメントの作成などに積極的に利用されているほか、ワンストップでの電子申請など導入事例は多い。 このPDFをサーバを介してより効率的に利用できるようにするサブセットが「Adobe LiveCycle」だ。Acrobatがローカル環境で個別にPDFファイルを生成するのに対し、サーバ上で一括ファイル生成が可能になるなど、大きなボリュームの処理をこなせるようになる。また、文書にセキュリティコントロールをつけたりアクセス権を設定したりして変化に対応することができるなど、より文書をセキュアに扱えるのが特徴だ。Adobeは電子文書としてのPDFの更なる普及推進を目指しているようだ。ただ「ハンコによる書類決済」から脱しきれない組織が多い間は国内での普及はまだまだだろう。何しろ印刷分野での「電子校正システム」用フォーマットとしてもPDFはまだまだ機能していきれていない位なのだから。 ●幻冬舎が企業PR出版、新たな収益源に(NIKKEI NET) 記事中の「IR」とは”株主に向けた企業広報活動”の事。幻冬舎は自らの会社立ち上げ時の資金調達の苦労からこの分野のビジネスへの進出を思い付いたのではないか、という気がします。 それにしても純粋な出版社がこうした分野に乗り出す事自体が面白い。 ●アマチュア革命がもたらす世界[梅田望夫・英語で読むITトレンド](CNET JAPAN) デザインや音楽の世界も”他山の石”では無い。「アマプロ」・・・・技術的にはプロレベルで無いがネットを通じたワークシェアリングで収入を得ている、そんな存在もちらほら。
20世紀はプロが登場した時代だったが、今起きているのは、その逆の流れであるとこの記事は指摘するわけだが、引用したこの文章の中でいちばん大切なのは、20世紀のプロを形容する「(who) had certificates to prove it」という部分である。(中略) certificatesという言葉は、「証明書、修了証書、卒業証書、免許証、免許状、認可証」といったものに使われるわけだが、すべてに共通するのは「ある個人のある能力を、誰か(権威)が認めた結果として発行される証拠としての証書」という性質である。大学を出る。資格を取る。認可を得る。などなど。でも、これからはそういうcertificatesがものを言う時代ではない。そういう権威によるお墨付きとは関係なく、やれる奴がネットワーク化して、どんどんやっちまう時代なのである。”まがりなりのプロ”の立場としては、耳が痛い、というか考えさせられる部分がとても多いテキストではある。
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