色弱者は鮮やかな色なら見分けやすいのだろうという誤解から派手でどぎつい配色にしてあるが、実は色弱者が混同しやすい色の組み合わせが随所に見られるようなデザインや、逆に色弱者は色が全然分からないのだろうという誤解から色数を極端に減らしてしまった単調なデザインが、カラーユニバーサルデザインとして提案されていることがあります。真のカラーユニバーサルデザインは、色相・彩度・明度の差を上手に組み合わせ、形や塗り分けパターンの違いを併用することによって、色を存分に使い、見た目に美しく、なおかつ一般色覚の人にも色弱者にも同じように情報が読み取れるデザインです。(CUDマークの意義:カラーユニバーサルデザイン機構)
しかし元来同じ社会にいる人間として、異常や障害ではなく血液型と同じように色覚タイプの異なる人がいることをマジョリティー側が認めて理解することが重要と感じています。それが多様性を認めるという意味でのユニバーサルデザインなのです。CUDOのポジションは、ユニバーサルデザイン思想のひとつとして、カラーユニバーサルデザインを十分に理解してもらい、みんなが同じ色覚で見ている訳ではないことを広く知ってもらうことです。(“色による情報格差”のない社会のために??CUDO/ナナオインタビュー(ITmedia News))
IT mediaの記事は今年の3/23に出たものですが、最近になって
FPNのエントリーで再注目されました。(FPNのエントリーの主題の”エンゲージメント”という概念もCSR等で重要性が高まっている概念です。それはまた別の機会に改めてまとめてみようと思います)
CUDOでは以前からカラーユニバーサルデザイン実践の為の
シュミレーションツール/ソフトを提供していましたが、ナナオさんが色覚をシュミレーション出来るモニターを開発したことでグラフィックやWEB等より広い範囲でCUDを実践していけそうです。
(ただし道具だけでなく勿論人間の色覚に関する知識は必要ですが。)
自分は幸い一般色覚者ですが、所謂「赤緑盲」の家系で「赤色の見え方」が右目と左目とで少し違うんですよね。印刷のパーセントで表せば3%位違う感じ。・・・まあそれは両目の間でもその位の個体差があるということなのかも知れませんが、個人的にも職業的にも「色覚バリアフリー」についてはこれから取り組んでいかなければいけないな、と考えています。
(ただ、現状そこまで実践出来る仕事はかなり限られた領域に限定されていますが、これから少しずつ状況が変わっていくとも思います。)
※CUDOさんは
blogでも情報発信されていて、現在の最新エントリーは「企業のCSR報告書でのカラーユニバーサルデザインの実践」について。
●カラーユニバーサルデザイン機構 CUDO NEWS | 企業のCSR報告書をカラーユニバーサルデザインで作る
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